F&Aレポート

書いて伝えるコミュニケーション

 コミュニケーションとは「情報共有」「意思の疎通」という意味です。面と向かって「話す」ことだけではなく、不特定多数の人に「書いて伝える」こともコミュニケーションです。メールやビジネス文書だけでなく、ライン、インターネット、インスタグラムなどのSNSで、商品やサービスの紹介をすることがあります。

 果たして「書き手」の意図が、「読み手」に文字・文章を介して、誤解なく伝わるかどうかは甚だ難しいところです。次に挙げた文章についてはいかがでしょうか。

<例文>
スピーチが上手くなるコツは一文を短くすることなので、文章を分けることや文章を削ることなどを注意し、なるべく主語と述語が離れないようにすることです。(70字)


<修正>
スピーチが上手くなるコツは一文を短くすることです。(24字)
(そのために)文章を分けることや文章を削ることなどを注意しましょう。(26字)
(また)なるべく主語と述語が離れないようにすることです。(23字)


<ポイント>

  1. 一文の文字数は一息で言える長さにします。(40字程度、長くても60字まで)
  2. 短い文章を重ねることで理解を促しやすい。
  3. 接続詞がなくても伝わる文章の並びがベター。(基本的に文字数が限られる新聞記事は接続詞を使用していません。接続詞がなくても伝わる文章の並びになっています)
  4. 書いた文章は必ず声に出して、漏れやダブりがないかチェックしましょう。

その他、あいまいな表現を避ける、句読点の打ち方など、今後もご紹介したいと思います。