8月。真夏です。子どもの頃は、夏休み=開放感という楽しいイメージでしたが、仕事をするようになると、温暖化による気温上昇の他、以前のようにネクタイまでは締めなくても良いものの、汗、エアコン、ビール=肥満との闘いとあちこちでバトルが繰り広げられて大変な毎日です。そんな暑い夏ですが、四国に住んでいると、家の近くに山や田畑が広がっていることがあります。そのような所では、朝方気温が下がることがありますので、寝冷えには注意したいものです。
さて、前回に続き出張ネタです。飛行機に乗る時、皆さんは通路側、窓側どちらに席を取りますか?私は基本的に通路側を取ります。理由は、トイレや用事がある時にすぐに席を立つことと、圧迫感がある窓側よりも、片側にはみ出せる通路側の方が便利という理由です。また、フライト中にトイレに行くか?と言う問題もあります。時間がもったいない私は行ってしまいますが、狭い機内のトイレは嫌だという方もいます。どんな発想であれ、自分なりにフライトを楽しみたいものです。
続いて、世界の情勢です。アフガニスタンの混乱から、シリアの内戦が長引いている間に、ウクライナでは、ロシアに一線を画す現政権と親ロシア派の間で内線が広がり、イラクではISIS(Islamic State of Iraq and Syriaの略:イラクとシャームのイスラーム国)が占拠地域を拡大、果てはガザ地区にイスラエル軍が侵攻するという事態になってしまいました。他にもアフリカの中で軍事的混乱が生じています。だから、自衛権なのだという前に、まず現状を分析する必要があります。特に、イスラム圏は、宗教も絡んでわかりにくい地域です。中国も、新疆ウイグル自治区というアキレス腱を抱えていますが、政権にとってはかなりの脅威になりそうです。これらについては、日本の報道だけでは理解することはできません。例えば、ガザの紛争では、子どもや病院が攻撃の対象になっているとされていますが、それはハマスが学校からミサイルを発射し、救急車に乗って移動するため、イスラエル軍は(おそらく)多少の犠牲を覚悟して攻撃を行います。だからといって子どもや病人を撃って良いのかという点はありますが、こちらが撃たなければ逆に撃たれてしまうと言う戦争の性格を考えれば、イスラエル軍の行動も仕方ないのかもしれません。
世界の紛争には長い歴史と深い問題(宗教、人種、経済格差等々)が背景にあります。単なる領土争いのように(結果的には領土争いですが)単純化してしまうことは大変危険です。集団自衛権の行使を考える前に、行使しなければいけない世界情勢の分析と正確な理解は不可欠です。