「舌先」はどこに?~舌は上向きで、姿勢も気分も上向き
突然ですが「今、あなたの舌先はどこにありますか」?
1、 上顎についている
2、 下顎についている
3、 真ん中にある
実は舌先の位置が、姿勢、滑舌、集中力、そして口臭にも影響しているとしたら、大変気になるところですね。
望ましいのは「1、上顎についている」です。舌先だけチョンとついているのではなく、舌の半分ぐらいがしっかり上顎についていることです。
私の講座では、以前から発声と滑舌のために舌の筋肉を鍛えることを訓練していますが、舌の働きは、それだけではなかったのです。
舌の位置下がっているのは、舌の力が弱くなっている証拠だそうです。舌が下がると口が開きやすくなります。さらに頭が前に出て猫背になりやすくなります。舌は、首や肩の筋肉とともに、重たい頭を支えるという働きもあるのです。(試しに舌を下げて、口を軽く開けてみてください)
猫背になると肩や首の筋肉が疲れやすくなり、脳への血流も悪くなるので、集中力が欠けてきます。悪循環です。
また、舌の位置が下がることで、口の中が乾きやすくなり、唾液の分泌も悪くなるので、雑菌が繁殖し口臭にも影響するといいます。
パソコンやスマホに向かう時間が長い。または、マスクをして口元への意識が低くなることで舌の筋肉は弱まりやすいともいわれています。時々意識してチェックしてみましょう。舌は上向き、姿勢も気分も上向きで一年を締めくくりましょう!