F&Aレポート

価値観が逆転する時代を生き抜く~私たちの「SDGs」を考える

価値観が逆転する時代を生き抜く~私たちの「SDGs」を考える

 「SDGs」とは、2015年に国連が定めた2030年までに世界が目指すべき持続可能な開発目標の17項目です。どこかで聞いたことがある、またはよく知っている方はたくさんいらっしゃると思います。(今さらのようですが、念のためその項目は下記の通りです)

 すべてがごくまっとうな正論ですが、あまりにも理念が壮大で、実際に何をすればいいのかピンとこないというのも現状かと思います。また、これは国や大企業が取り組む課題で、中小・零細企業は「そんなことやっている余裕はない」という声も聞こえます。

 実際、SDGsに積極的に取り組んでいる国内企業はわずか1%程度。ところが、多くの世界的な企業はこの目標に向けて歩みを進めています。

 コロナで全世界が同時に、それも一気にこれまでの常識が覆りました。たとえこのコロナが終息しても、健康、貧困、差別、教育、食料、環境、平和に関する世界の関心は薄れることなく、それを可能にする社会の実現をこれまで以上に強く願うことでしょう。

 世界の課題であるSDGsは、私たちが今日からすぐにできることもたくさんあります。同様に中小・零細企業でも経費をかけずに実行できることがあります。

 大企業では当たり前の取り組みも、中小・零細企業でいち早く取り組むことで、企業のイメージアップやリクルートなどで得られるメリットは多々あります。コロナ後の新世界に向けてた旅のカバンには「SDGs」もお忘れなく。本レポートでは数多あるSDGs情報を適宜ピックアップして、「私たちのSDGs」を一緒に考えてみたいと思います。

<SDGsの17項目 シンプルにご紹介します>

1貧困をなくそう 2飢餓をゼロに 3すべての人に健康と福祉を 4質の高い教育をみなに 5ジェンダー平等を実現しよう 6安全な水とトイレを世界中に 7エネルギーをみんなに、そしてクリーンに 8働きがいも経済成長も 9産業と技術革新の基盤をつくろう 10人や国の不平等をなくそう 11住み続けられるまちづくりを 12つくる責任、つかう責任 13気候変動に具体的な対策を 14海の豊かさを守ろう 15陸の豊かさも守ろう 16平和と公正をすべての人に 17パートナーシップで目標を達成しよう

■ナマケモノにもできるSDGsアクションガイド(国連HPより)

レベル1: ソファに寝たままできること