F&Aレポート

ヨシタケシンスケ氏の「思わず考えちゃう」に、クスッ(笑)

ヨシタケシンスケ氏の「思わず考えちゃう」に、クスッ(笑)

 ヨシタケシンスケ氏の「思わず考えちゃう」(新潮社)が、書店に平積みされていました。「大人も子どももそれ以外も。『考えすぎちゃう』すべての人へ。絵本作家ヨシタケシンスケの『読むとクスッ』として、ホッとして、ちょっとイラっとするスケッチ解説
エッセイ!あわよくば、生きるヒントに。」と、表紙には書かれています。たしかにページを開いた途端にクスッとしました。印象的な下りをご紹介します。

「その時その時にその場にいない人を悪者にしながら、なんとか乗りきっていこうじゃないか」

 つまり人生って、こういうことなんじゃないかなって、やっぱり思ったわけです。その場を荒立てたいわけではないし、かといってイヤなこと、納得できないことは多いし。その場にいない人を悪者にして、その人の悪口を言いながら、その人が帰ってきたら、別な人の悪口を言いながら、なんとか今日も無事に家に帰れるようにしたいっていう所を目指せば、大体はいいんじゃないかと思ったんです。

「謙虚さを保つクリームっていうのがあれば、欲しいですね」

 たっぷりぬりたいなあ、って思います。シンディ・ローパーっていうすごくエネルギッシュな歌手の方が、若さの秘訣を聞かれたときに「いろんなクリームを塗りたくるのよ」って答えてて、カッコいいなあって思って。お肌の潤いだけでなく、心の謙虚さも保てるようなものであれば、僕もぬりたいなって思いました。

「明日やるよ。すごくやるよ。」

 明日すごいよ、明日すごいやるからね、っていう。でも、今日はもう、寝るけどね、っていう。自分を甘やかす時に、とっても便利な言葉です。明日やるよ、だけじゃダメなんですね。すごくやるよ、そこに含みを持たせることが、よりこう今の自分を楽にするキーワードなんです。最近結構、気に入ってますね。
 <気になる方は、本を手に取りイラストとともに言葉を味わってみてください>

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