F&Aレポート

「~してはいけません」の張り紙に思う大人度

「~してはいけません」の張り紙に思う大人度

 「ここで携帯電話を使用してはいけません」「電源を勝手に使用してはいけません」「荷物を置きっぱなしにしてはいけません」このような注意事項の張り紙を、ジムでよく見かけるようになりました。

 「~してはいけません」という表現でないにしても、「汚さないでください」「きちんと閉めてください」など、イラスト混じりの注意事項が目につきます。そんなことは言わなくとも、みんな分かっているのでは?と、思うような内容もあります。しかし困ったことに、この手の張り紙は、ロッカールームやシャワーブースに日増しに増えています。

 こんな張り紙があるということは、ルールを守らない人や、ルールを知らない人がいて、周囲に迷惑をかけているということなのでしょう。

 もし皆がルールを遵守していれば、このような張り紙は必要ないのですが、時々勘違いしている人がいます。それは「張り紙がないこと(注意されないこと)は、やってもいいことなんだ」という勘違いです。

 たとえば通路にゴミをポイ捨てする人がいて、誰かが注意をしたとしましょう。そのときに、「そんなルールは知らないぞ、どこに書いてあるんだ!」と、逆ギレするいうパターン。または、逆ギレされるのが怖いから本人に直接注意する代わりに、事務局に対処をお願いする。そうすると張り紙になる…というパターンです。すべてのルールやNG行為を張り紙にしたら、きっとそこら中が張り紙だらけになってしまうでしょう。

 いずれにしても、大人度が問われる問題ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。「~しないでください」の張り紙。あなたも見かけることがありますか?