足元にご用心!
足元は、身だしなみの中でも最も重要なポイントでありながら、目から一番遠い位置にあるため、ついおろそかになりがちです。最近特に気になる点を挙げてみました。
1、素足で訪問先に上がらない
夏はミュールやサンダルを履いて素足でいるという人も多いかと思いますが、訪問先に素足で上がるのはみっともないだけでなく、失礼にあたります。
裸足で、畳やフローリングの上をペタペタ歩くと、足の汚れや皮脂、臭いをそのまま付けることにもなりかねません。また、裸足でスリッパを履くのも衛生上、問題があります。
飲食店などの座敷に上がる場合においても同じです。ストッキングやソックスを持参して汚れを持ち込まないというのがマナーです。
外出先で突然訪問することになった場合も、コンビニやスーパーなどで調達して、トイレ等で履いてから訪問したいもの。最近は、男性も子どもも、クロックスなどの合成樹脂製のサンダルを履いている人をよく見かけますが要注意です。
2、靴を脱ぐときは正面に向かって脱ぎましょう
訪問先で玄関を上がる時に、後ろ向きになって靴をぬぐ人をよく見かけますが、これでは迎えてくださる人に背中を向けることになるので失礼にあたります。また。見た目も格好わるいです。
まず正面に向かって靴を脱ぎ、上がってから向き直って靴を揃えた方が、すっきりとした所作になります。靴を揃える時は、玄関に向かってややななめに座り、靴を揃えます。立ったままで前かがみになるように揃えるのは不格好です。また、あとから入ってくる人のことを考えて、靴は上がり口に遠い方(玄関口に近い方)へ揃えるのがマナーです。
いずれにしても、靴は一日中履いて、汗や臭いがたまりやすいものです。一日履いたら、一日以上休ませて、ローテーションしながら履くのが、汚れにくく長持ちの秘訣です。