F&Aレポート

「キャリーバッグ」の扱いと、スマートな持ち方

「キャリーバッグ」の扱いと、スマートな持ち方

 夏の休暇で旅行する際に、重い荷物もキャリーバッグ(スーツケース)があるとラクラク!ですが、最近はこのキャリーバッグによる事故やケガが増えて問題になっているということです。JRでは、「キャリーバック取り扱い注意」のアナウンスも聞かれるようになりました。

 キャリバッグの持ち手を最大限に長くして、後ろでズルズル引っ張ると、バッグが地面に対して斜めになります。すると、自分の背後で多くの面積を占めてしまいます。キャリーバッグが人の足を踏みつけたり、周囲の人を歩きづらくさせているかもしれません。

 上りエスカレーターに乗る際には、まずは自分よりも先にキャーバッグを乗せましょう。そうすれば、キャリーバッグが転がりおちて後ろの人に迷惑をかけることもありません。

 歩くときは、持ち手をやや短めにして、後ろではなく自分の脇側にまっすぐに構えます。半径片手分のパーソナルスペースに、キャリバッグが納まるようにするとスマートです。盲導犬を連れている感じの距離感だといいようです。自分の体とキャリバッグが離れすぎないというのがポイントです。

 乗り物の座席では、キャリーバッグがゴロゴロと動き出さないように、横に倒すとか、網棚に乗せるなどの配慮が欲しいものです。新幹線などなら、車両の前か後ろの座席の後ろのスペースに置くのも良いようです。ただし、その際には車掌さんに荷物の旨を一言伝えておくと安心です。(不審な荷物とい扱いを受けても困りますので)。

 キャリバッグに荷物を詰め込むと、およそ10kgの重さになると言われます。ひとたび扱い方を間違えると、凶器にもなることを肝に銘じてお互い快適に移動したいものです。

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