体調管理も心の管理も仕事のうち
インフルエンザが流行しています。今さら言うほどのことでもないかもしれませんが、体調管理も大切な仕事のうちです。自分の体調が悪いとき、まず考えるべきは、少々ムリをしてでも出社するのと休むのとでは、どちらが会社にとってマイナス要因が少ないかということでしょう。その日、自分でなければできない仕事がどれだけあるかで判断することになると思いますが。
そもそも、そんな状況にならないように日頃から体調を崩さないよう自己管理をすることが必要ですが、体調管理だけでなく心のケアも見過ごしてはいけません。最近は、人間関係が上手くいかないといった悩みから体調を崩す人は少なくないからです。
多少のストレスは逆にストレス耐性を強くするという良い効果もあるのですが、ストレスを貯めすぎるのは問題です。ストレスについては、個人の問題のように思われるかもしれませんが、ストレスから体調を崩して会社を休む→生産性の低下になるのなら、ストレス管理はあながち個人の問題という側面だけでは片付けられません。
職場の中で誰かが休むことになると、誰かがフォローするわけです。「お互いさま」の精神を持ち、周囲に体調の悪そうな人を見かけたときは、ひと声かけることや、情報交換をすることも思いやりであり、ひいては自分自身のためにもなるのではないでしょうか。
とはいえ、あからさまに「体調悪そうだけど、大丈夫?」などと、声をかけるのが難しいときもあります。そんなときは、「今日は“みんな”でちょっと頑張って、仕事が早く終わるといいですね。“みんな”で早く帰りましょう!」と、「みんな」を強調して声をかけ合うという方法もあります。あなただけではなくて“みんな”で早く帰ると言えば、本人の気持ちも楽になるでしょう。体調と心の管理は社会人の努めであり、互いに気遣っていきたいものです。くれぐれも頑張り過ぎは禁物です。