日本語力を磨こう「あなたは日本語、ペラペラですか?」7
1.ちょっとチャレンジ
(1) 「心気一転」「心機一転」「心期一転」は、どれが正しい? [A気 B機 C期]
(2) 「ヒの目を見る」の「ヒ」は、どういう字? [A火 B灯 C日]
(3) 「顧客」の本来の読み方は「こかく」で「こきゃく」は誤読である ○か×か?
2.下線の言葉は、正しくはどう書く?
(1) その作業とへいこうして進めています [A平行 B並行 C平衡]
(2) こうなるともう、どろじあいだね [A泥仕合 B泥試合 C泥地合]
(3) もう、しんたいきわまりました [A身体 B神体 C進退]
(4) アンケートにはかいとうします [A解答 B回答 C快刀]
(5) 規則を全面的にかいていします [A改定 B改訂 C改体]
3.次の文章、誤字のあるものは×をし、間違い部分に傍線を引きましょう。
(1)「しばらくの猶予をください」
(2)「この先、世界がどう動くか興味深々です」
(3)「自分で始めたのだ。きちんと仕末をつけなさい」
(4)「受賞式は講堂で行います」
(5)「彼が受賞を辞退したのはご存知のとおりです」
(6)「逆転されて苦敗をなめた」
(7)「すべてが木葉みじんに砕け散った」
(8)「無謀な行いはやめよう」
4.次の字の読みは?
(1)欠伸 (2)山車
(3)細雪 (4)十八番
(5)三行半 (6)訃報
(7)心太 (8)凄絶
(9)猪口 (10)発端
(11)無碍 (12)木霊
[回答]
1.ちょっとチャレンジ
(1)B機/「心機」は心の動き。動機によって、根底から心を変えることを「心機一転」という。
(2)C日/「日の目を見る」=うずもれていた人やものが世間に知られること。
(3)○/芭蕉の「奥の細道」にある「過客」も「かかく」と読む。
2.下線の言葉は、正しくはどう書く?
(1)その作業とへいこうして進めています [B並行]
(2)こうなるともう、どろじあいだね [A泥仕合]
※「泥仕合」は、みにくく争うことをいう。仕合も試合も「しあう」から来たことばで、もとは「為合」と書いていた。「地合」とは布の質のこと。
(3)もう、しんたいきわまりました [C進退]
(4)アンケートにはかいとうします [B回答]
※「解答」は答えを解くこと、「回答」は質問、要求に答えること。「快刀」はよく切れる刀
(5)規則を全面的にかいていします [A改定]
※「改訂」は内容の訂正、「改定」は改めて定めること
3.次の文章、誤字のあるものは、間違い部分を正しく書きましょう。
(1)「しばらくの猶予をください」 ○
(2)「この先、世界がどう動くか興味深々です」 深々→津々
※「津々」は、絶えず溢れ出てつきないさま。
(3)「自分で始めたのだ。きちんと仕末をつけなさい」 仕末→始末
※「始末」は、始まりから最後までの意。
(4)「受賞式は講堂で行います」 受賞式→授賞式
※賞を授ける側が行うので「授賞式」
(5)「彼が受賞を辞退したのはご存知のとおりです」 ご存知→ご存じ
※「ご存じ」は「存じる」の敬称なので、「じ」に「知」はあてない
(6)「逆転されて苦敗をなめた」 苦敗→苦杯
※なめるのは、杯に入った苦い汁なので「苦杯をなめる」という
(7)「すべてが木葉みじんに砕け散った」 木葉→木っ端
※「こっぱみじん」は、「ものがこなごなに細かくなる」ことで「こなみじん」が転じたといわれる。
木の破片の「木端」が使われた
(8)「無謀な行いはやめよう」 ○
4.次の字の読みは?
(1)あくび (2)だし
(3)ささめゆき (4)おはこ
(5)みくだりはん (6)ふほう
(7)ところてん (8)せいぜつ
(9)ちょこ (10)ほったん
(11)むげ (12)こだま