【季節の話題】
週末は春のような陽気でしたが、少し冬型に戻りました。陽射しはあたたかく感じられても、風は冷たい北風です。この陽射しは春ですね。
税理士にとって春と言えば確定申告(悲しい)。昨日から確定申告の受付が開始となりました。受付開始といっても、オンラインを含む税務署では1月から受け付けてくれますし、私どもの事務所もほぼ確定申告体制に入っています。
税理士としてこの時期に注意いただきたいのは、確定申告絡みの迷惑メールや詐欺電話です。特にメールはますます巧妙になってきています。受け取る方も、税という言葉に敏感なので、ついクリックしてしまうことになりそうです。詐欺ではありませんが、脱税関連のニュースがよく出るのもこの時期。しっかり申告してねと言う当局のメッセージと言われますが、本当にそうなのかどうかは分かりません。
今日は市役所で確定申告の無料相談でした。久しぶりにリアルで確定申告を感じてきました。スマホを使って確定申告と言われますが、そこまで使いこなせない人も少なからずいて、やはり人手でカバーする必要があります。気さくに話しかける人、書類渡したら黙りこくってしまう人、ちょっとヤバそうな人?など様々です。大半の人が帰りがけにありがとうございましたと声をかけられる時はホッとします。実は、年長の税理士は面倒がってこの事業には代役を立てて参加しない人も多いのですが、私はちょっと楽しんでいます。お客さんだけでなく日頃話す機会がない若い税理士の声を聴くことができますし、役所の中の仕事なので、公務員って毎日こうやって仕事してるのねと感じることもできます。
【今週考えたこと】
世界中が温暖化対策として自動車の排気ガス規制を長年行ってきました。トランプ政権は、温暖化対策について否定的な立場ですから、この政策は一貫したものです。が、企業活動として考えると複雑です。
世界中の自動車メーカーとしての戦略として、EVやPHVなど最新の技術に取り組んでいます。ものづくりとして最新技術を追求するのは当たり前のことですから、今回の政策がそれを否定するものと考えるなら、企業の方向にとっては真逆にものとなります。また、将来政権が交代し温暖化に再度舵を切る可能性もあります。米国の政権がいろいろなことを考えているとしても、具体的な現場では混乱が生じてしまっていると想像します。
また、中国、欧州、アジアそして米国という市場ごとにそれぞれことなる戦略が必要となります。中国はEVがメインになりつつあります。欧州はいったんEVに舵を切ったものの軌道修正中。アジアは以前書きましたが、日本車の市場占有率が徐々に下がって中国勢をはじめとするEVの進出が激しくなっているところ。これに米国の市場が全部ガソリン車にしてくれと言い出したら、とんでもないことになりますね。さあどうなるんでしょう。
燃費を無視するという点を考えてみます。ユーザーから見ると燃費が悪い車はコストがかかる車ということになります。低燃費が当たり前になっているときに、果たしてそんな車を買う人は多いのでしょうか?燃費に限らず、生活を改善する、そのための技術革新は世界として大切なことです。今回の政策変更を素直に受け止めると、新しい技術開発はしなくて良いというメッセージと受け止めることもでき、後ろ向きなものに感じます。日本の高度成長期に環境が悪化したのは明らかに化石燃料を使用したことによるものであり、本当に元に戻って良いのだろうかと思っちゃいますね。
国会はこれから予算審議となり、絶対多数を握る自民党がどのような政策を出してくるのか注目が集まっています。そんな時にこんな記事が出ました。ここ数年のインフレで、日本の財政はボーナスをもらったような良い環境にあります。実力としてではなく、名目としての売上が増加しているような感じです。しかも、国債として支払う金利はまだ低金利状態のものが大半なので、支払も少なくなっています。しかし、金利は上昇傾向にありますから、国債の利払いも間違いなく増加するということです。財務省の試算によると国債費が2029年度には10兆円増えるとされています。これから検討される食料品のゼロ税率による減収効果は1年で5兆円とされていますから、その2年分です。何もしなくても増えるわけです。さてどうするんでしょう。確定申告の脱税記事ではありませんが、これから国会が始まるときにこの記事が出るとは。
【今週のAI】
ここまでAIのことをいろいろ書いてきましたが、一般の人はどのようにAIを使えばよいのでしょうか。スマホにAIアプリをダウンロードします。ユーザー登録を済ませて、さあ何を語りかけるか?天気の話、思い悩んでいること、資料の整理。やってみないとわかりませんね。やってみたとしても、自分ができることをどうしてもAIに任せるのか?この時期の話で言えば、源泉徴収票や控除証明書、医療費の領収書をならべて読み込んで、e-Taxソフトに流し込むということができると思います。
あ、今の段階では資料の整理まではできますが、税務計算に直接つなげることはできません(のはずです)。旅行についても、プランを作るまでは可能ですが、実際に予約することまでは難しいようです。AIについては様々な情報が流れていますが、まずは使ってみることです。ChatGPTもGeminiも従来より安いプランが出てきました。ChatGPTであれば、今まで月20ドルだったプランに月8ドルのプランができました。Geminiも月1200円のプランができました。この機会に思い切って有料プランに加入して、使ってみてはいかがでしょうか。
※このレターでは一般的な経済市場動向についての情報提供を行っているもので、特定の投資を推奨又は勧誘するものではありません。


