ボストーク

湊町レター Letter From Minato-machi 2025(令和7)年12⽉1⽇ No.173

今⽉の税務(主なものだけ掲載しています)

  • 給与所得の年末調整(本年最後の給与⽀給時)
  • 固定資産税第3期分の納付(期限:条例の定める⽇)
  • 10⽉決算法⼈の法⼈税・消費税等の確定申告
  • 4⽉決算法⼈の法⼈税・消費税等の中間申告

【通勤⼿当の⾮課税限度書く改正について】

【通勤⼿当の⾮課税限度書く改正について】令和7年11⽉20⽇から通勤のため⾃動⾞などの交通⽤具を使⽤している給与所得者に⽀給する通勤⼿当の⾮課税限度額が引き上げられました。具体的には、通勤距離が⽚道10㎞以上である場合の⾦額が⽉200円以上の増額となっています。なお、この規定は令和7年4⽉1⽇以後に⽀払われるべき通勤⼿当についても遡って適⽤されます。


今年も12⽉師⾛となりました。あっという間の2025年でしたが、皆さまにとってはどのような1年だったでしょうか。「年が明けると歳を取る」のが⽇本の新年です。この習慣は、韓国、中国、ベトナムなどアジア各国にもあるそうです(ChatGPTによる)。ところで、歳を取ることをどう捉えるか?ですが、⼀般的にはネガティブに取られることが多いように思います。しかし、1年を振り返って⾃分が取り組んだこと、考えたこと、悩んだことを思い出せば、意味がない1年なんてありません。齢を重ねる、経験を積む、仮にうまくいかなかったとしてもその経験を来年に活かそうと考えることはとても⼤切です。⼈は年齢の数だけ経験を積み重ねています。あっという間と簡単に終わらせず、少しだけ時間を取って、ご⾃⾝のことを振り返ってみてはいかがでしょうか。

通勤⼿当について平成26(2014)年以来ほぼ10年ぶりに改正されました。⾮課税⾦額が多くなったのは良いことですが、⾦額があまりに少ない!です。もっとも数が多いと思われる2㎞以上10キロ未満は引き上げられていません。ネットで調べたところ、ガソリン価格(レギュラー)はこの10年でリッター120円位から170円位と1.4倍になっています(暫定税率を除外)。また、4⽉に遡るって⾔われても、事務が繁雑になることも考えてほしいところです。

もう⼀つ愚痴を。年末調整の計算は、例えば配偶者や特定扶養親族の所得⾦額により所得控除の⾦額が決まります。しかし、控除対象となる家族の給与収⼊が決まるのは12⽉末です。⾒込みで良いからと⾔われて11⽉中に報告したのに、実際の⾦額と異なり、来夏に税務署から是正の通知を受けるなんてケースが出てきます。制度的には、年明けから始まる確定申告を考えて、年末までに給与所得者の計算を終了されるということだと思いますが、影響する⼈の数が膨⼤(国内の給与所得者は6,000万⼈)になるだけに、真⾯⽬に計算している事業者のことも考えて思い切った改正に取り組んでほしいものです。

先⽉ふれた⾼市政権の補正予算、去る11⽉28⽇閣議決定されました。⼀般会計の歳出総額が18兆3034億円とコロナ禍後最⼤規模になります。内容を⾒ると、物価⾼への対応、防衛強化、愛媛県関連では造船業の再⽣・強化と、今の⽇本に必要な政策です。しかし、補正予算で取り組むほど緊急性が⾼いのかという疑問があります。⾦融市場への影響も指摘されています。源泉所得税も補正予算も、財政という意味では⼀体です。この後、国⺠に対する説明をしっかり⾏っていただきたいものです(政策に対する結果を含めて)。

波乱の1年から、来年は前向きになれますように。どうぞ良いお年をお迎えください。