小学生が夏休み終盤になって焦る主題は、「工作」「科学研究」「読書感想文」だそうです。ちょっと面倒なものが、残りやすいということですね。
それよりも「読書感想文」なんて宿題が、いまだにあるのかと驚きました。時代は変われど、夏休みの宿題ラインナップは、昔とあまり変わっていないような気がします。
あるお母さんは、「うちの子は読書が好きじゃないんで、感想文を書かせるのは、毎年地獄でした。でも今はAIで解決できるんで楽になりました〜」と、カラカラ笑っていました。これにもびっくりですが、「まぁ今の時代、それもあるか」と、思いました。
生成AIに必要な単語を入力すれば、感想文は立ち所に出来上がります。それを、ややアレンジするのだそうです。
また高度なAIを活用せずとも、ネット検索をすれば、感想文のひな型があって、虫食い部分に本のタイトルなどを入れると、出来上がるという便利な情報もあるようです。
子どもの頃、原稿用紙と向き合ったあまり楽しくない出来事を思うと、まるで魔法です。同時に、最新の機器を駆使して、完璧にでき上がった感想文を、先生はどのように採点するのか気になります。
そんな子どもたちが、将来大人になったときは、今よりももっと発達したAIがあるので文書作成は心配ないのかもしれません。自動翻訳アプリのように、言語を訳すだけでなく、胸のうちにある言葉にならない感情までも言語化してくれる時代になる?
「きき耳ずきん」という昔話は、動物の声を人間の言葉に翻訳してくれる、人と動物のコミュニケーションのお話ですが、それも将来はAIで可能になるかも……。
とはいえ、すべてのコミュニケーションがAI頼みになるなんて……。だから、下手でもいい、読書感想文は自分で書こう!(笑)