ビジネスマナー研修の中で、最も「課題感」が高く、お悩みが多いのが「敬語・言葉遣い」です。職種や年齢に関わらず、多くの人が苦手意識を持っているのを感じます。
「言葉」への興味や意識を持ち、常にアップデートしていかなければ、時代についていけなくなると言っても過言ではなさそうです。
さて、そんな中でも日常耳にする機会が多いだけに、なんとなくあいまいになりやすい「ございます」の意味や、気をつけたい使い方について確認しておきたいと思います。
「ございます」の2つの意味
- ある。「〜が有る、在る」、「〜があります」という表現を、より丁寧にしたのが「〜がございます」
- 「です、ます」を、より丁寧にした表現「〜でございます」
正しい使い方
- こちらに窓口がございます
- ご説明したいことがございます
- お疲れ様でございます
- 私は田中でございます
気をつけたい使い方
- 「こちらは山田様でございます」→ ○「こちらは山田様でいらっしゃいます」
他者を紹介する際は「いらっしゃいます」がふさわしい - 「資料はございますでしょうか?」→○「資料はございますか?」
「ございます」+「でしょうか」丁寧語を重ねるとくどい印象に。「ございますか」は、より丁寧な表現で敬意を示しているので、失礼はない。