F&Aレポート

「10月10日 体育の日」から「スポーツの日」へ

  昭和39年(1964年)10月10日に東京オリンピック開会式が行われたことから、昭和41年(1966年)から10月10日が「体育の日」という国民の祝日に定められました。

 これは単に東京オリンピックを記念するだけでなく「スポーツに親しみ健康な心身をつちかう」という目的がありました。

 平成12年(2000年)には、ハッピーマンデー制度が導入されて、体育の日は10月の第二月曜日になりました。

 その後、「体育の日」は「スポーツの日」と名称が変更されました。もともと「体育」とは、体を成長・発展させるための教育。そのための知識や技術を習得するという教育的な意味合いが強かったと言われています。(日本文化研究ブログ)

 それに対して「スポーツ」は、「純粋に運動を楽しむ」という意味を強調しているのだそうです。スポーツをするだけでなく、見て(応援して)楽しむことも含まれます。

 先日、期せずしてスポーツの日に行われたラグビーワールドカップ2023 日本VSアルゼンチンは、まさにスポーツを楽しむにふさわしい試合だったのでしょう。

「体育の日」から「スポーツの日」へと名前が変わったのは、令和2年(2020年)。もともと2020年は東京オリンピックが開催予定だったためということもあるようですが、新型コロナウイルスの影響で、実際には東京オリンピック・パラリンピックは2021年に延期されました。

 一般的に10月10日は「晴れる確率が高い日」と言われています。気象学では、過去の統計から、ある特定の天気が現れる割合が高い日を「特異日」呼んでいますが、10月で晴天率が高いのは10日が70%と最も高く「晴れの特異日」とされています。

 秋晴れの一日。スポーツを楽しみ、心身ともに健康で過ごせるのは幸せですね。

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