ライフハック(lifehack)仕事の工夫や進め方
「ライフハック(lifehack)」という言葉をご存知でしょうか。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、仕事の工夫や進め方のことをいうのだそうです。
「ライフハックとは、仕事の質や効率、高い生産性を上げるための工夫や取り組み。2004年に米国で主に情報産業に携わるプログラマーや技術者の間で使われるようになった。アプリケーションソフトやデジタル機器を効率よく使いこなすためのちょっとしたコツやテクニックから、業務目標の設定や健康管理にいたるいわゆる仕事術、生活術を指す(デジタル大辞泉)」。
安倍内閣は働き方改革を推進し、私たちは一層の効率アップ、生産性アップを求められています。あるとき異業種が集まる講座で、20代から50代の男女30人に「私の“ライフハック”」というお題でスピーチをしてもらいました。その中で意外にも、多数を占めていたのは、「付箋をつかう」です。
社会人4年目の女性のライフハックは、朝の電車でその日一日の予習(イメージ)し、帰りの電車で復習(チェック)し、さらに週はじめに一週間の成すべきタスク(作業)と、それをいつまでに終わらせるかを上司に報告するといった内容でした。こうすれば、仕事のモレやミスが大幅に防げるのだそうです。彼女は手帳と付箋で管理していました。
また、金融機関の管理職40代男性は、部下からのホウレンソウの記録をとり、それを大きめの付箋に記入し、必要書類と一緒に貼付ける。ここで大事なことは、ホウレンソウしながら、同時に付箋に記入し復唱して確認をするということです。そうすれば、あとで「言った言わない」の行き違いを防ぐことができるし、膨大な量の案件を記憶だけに頼ることなく処理できるということでした。AI/IoT時代とはいえ、アナログ的仕事術はまだまだ根付いています。生産性向上のための小さな工夫。隣の人の工夫が効率アップのヒントになることもあります。あなたのライフハックは何ですか?