会計のときの後ろ姿がみみっちい人は出世しない?
たとえば、レストランで支払いを済ませるときの背中。意識したことがありますか?
これはあくまでも”私見”と断った上で、述べさせていただきますが、会計のときの後ろ姿がしょぼしょぼした人は出世しません。
「え?っ?」と思う人もいるかもしれませんが、具体的に言うと、男性が女性に奢る場合、いかにスマートに会計を済ませられるかというのは、女性に対する配慮でもあります。女性が化粧室に行っている間に済ませる、または、自分が席を立った際についでに済ませる。奢るのであれば、相手に余計な気遣いをさせないというのがマナーです。
キャッシャーの前で、女性を隣りに立たせたままで、猫背になって小銭を探したり、領収書をああだこうだと指示しているのは、台所事情をさらすようで、現実に引き戻される感じがします。また、奢ってもらう女性も「ごちそうさまでした」と言っていいものかどうか、財布を取り出すべきなのかなど、落ち着かない気持ちになります。
そんな時の男性の背中はなぜか”みみっちく”見えてしまうものです。かっこ良くないわけです。小さいことかもしれませんが、その小さな配慮が自然にできない人は、他のことに対しても気が利かないことが多いように思います。そのため、出世の機会も逃してしまうということになりかねないのです。
実際に、周囲の男性を見て出世している人は、全員と言っていいほど、周囲への気遣いができる人です。それは、女性に対してだけでなく、男性に対しても、目上の人や目下の人に対してもです。さらに、レストランなら給仕してくれる人たちに対しても気遣いができ、その場の空気を読み、周囲の人と気持ちよく過ごせる人です。それは言い替えるなら、器が大きく思いやりのある人と言えるかもしれません。女性は、男性の言動をシビアに見ています。ただし今は、男性に限らず女性だって同様のことがいえるでしょう。自分の背中は他人には見えても自分では見えないもの。時々、意識してみたいですね。