F&Aレポート

SNS 時代に起きている「コミュニケーションの二極化」

 SNSの利用率は74.8%。40代以下では9割台、50代でも8割台に達しています。(令和6年度「国語に関する世論調査」文化庁)

 今やSNSは、特別な人だけが使うものではなく、日常のコミュニケーション基盤になっています。しかし、気になるのは「便利になった」という一方で、SNSで1対1や仲間内のやりとりをする人が感じる戸惑いとして

  • 「やりとりが面倒に感じることがある」50%
  • 「相手の考えや感情が分かりにくい」45.0%
  • 「情報が本当かどうか判断しにくい」43.5%  が、挙げられていることです。

 さらに、不特定多数に向けたSNS投稿では、「情報が本当かどうか判断しにくい」51.1%で、最多となりました。

 そして実に89.3%の人が、SNSの普及によって、社会で使われる言葉に「影響がある」と考えています。

 その影響として、「短い言葉でのやりとりが増える」73.1%、「十分に吟味されないまま使われる言葉が増える」67.2%、「世代間の言葉の使い方の違いが大きくなる」64.4%という結果が出ています。

 たとえば、「了解です」「大丈夫です」「お願いします」などの一言だけでは、送り手の意図と受け手の解釈が一致するとは限りません。

 私たちのコミュニケーションは技術の発展により、より便利に、より速くなっているにも関わらず、コミュニケーションの本質はかえって難しく複雑になっています。

 SNS時代において、ストレスフリーのコミュニケーションには、「デジタルで速く伝える力」と「対話によって深く理解する力」の両方のバランスが求められます。