ボストーク

湊町レター Letter From Minato-machi 2026(令和8)年7⽉1⽇ No.180

今⽉の税務(主なものだけ掲載しています)

  • 所得税予定納税の減額申請(期限:7⽉15⽇)
  • 固定資産税(都市計画税)第2期分の納付(期限:条例の定める⽇)
  • 5⽉決算法⼈の法⼈税・消費税等の確定申告
  • 11⽉決算法⼈の法⼈税・消費税等の中間申告

「国税局」という封筒に驚かないで!〜業務センターについて〜

法⼈税や所得税などの国税に関する業務については、従来、各地にある税務署が窓⼝でした。しかし、事務の効率化を⽬的として、窓⼝が⼀本化されています。今⽉10⽇から、愛媛県内の税務署の内、松⼭署と伊予⻄条署は⾼松国税局業務センター松⼭分室、他の地域は⾼松国税局業務センターが窓⼝となります。このため、税務署からの⽂書も「⾼松国税局業務センター」名で届くことになります。窓⼝が変わっただけで、申告等の所轄に変更はありません。なお、税務署窓⼝に直接相談したい場合は、事前予約等が必要な場合がありますのでご注意ください。


あっという間に7⽉、1年の半分が過ぎました。あっという間というのは、1⽉1⽇だと思っていたら気が付けば7⽉1⽇になっていた、半年間があっという間に過ぎたという意味です。1⽉から7⽉に瞬間移動したわけではなく、1⽇1時間1分1秒をすべてに⼈が刻みながら時間が流れました。これが「無常」です。

鴨⻑明は⽅丈記で「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの⽔にあらず。よどみに浮かぶうたかた(泡沫)は、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある⼈と栖(すみか)と、またかくのごとし。」と書きました。無常とは、「常ならず」ということであり、物事は絶えず変化し、永遠に同じ状態にとどまることはないという考え⽅です。そんなことはわかりきったことですが、それをどう感じるか?考えるか?ということが⼤切です。

これは⽇本だけの考え⽅ではありません。古代ギリシャやローマの哲学者たちも同じようなことを考えていますし、インド・中国のような仏教の源流となった地域でも、⼈が苦しむことから解き放たれるための事実の認識としてこの無常を扱っています。しかし、⽇本ではこの無常観を「儚さ、切なさ、美しさ」という美の意識に転換(昇華)させたという特徴があります。つまり、時が過ぎていくことを悲しむのではなく、変わっていくから美しい、完全なものではないから味わい深いと感じるのです。

やや哲学、宗教の話になってきましたが、⾦融市場を⾒ていて「無常」につながると感じました。昨⽇6⽉30⽇の円相場は39年半ぶりに1ドル162円台に下落しました。39年半前の162円と今の162円。この間、為替相場に関係する⼈にも関係しない⼈にもそれぞれの⼈⽣がありました。バブルがあり、破綻があり、失われた30年がありました。皆さんの仕事の環境も⼤きく変わったと思います。川の流れと同じように、お⾦は⼈⽣と⼀緒に流れていくものです。162円は今の価値であり、明⽇はどうなるか分かりません。為替に限らず、株式でも債券でも、⼀瞬が勝負です。その⼀瞬の判断の後には次の⼀瞬の判断が求められます。これは経営も同じです。今期の決算が終われば来期が始まります。そこに儚さを感じることができるか?美しさを感じることができるか?美までは感じられなくても、⼈⽣(儚さ)は感じられるような気がします。