自己紹介

愛媛県八幡浜市生まれです
魚とみかんの町です。私がいた頃は若者もいてそれなりの町(?)だったと思いますが、今は全国有数の過疎の町です。
1977(昭和52)年 愛媛県立八幡浜高校卒業
田舎の高校ですが、私達の学年はバラエティに富んでいたと思います。3年間コーラス部に所属。毎日歌ばかり歌っていました。おかげで今でも声だけは褒められます。
1981(昭和56)年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
必ずしも第1志望ではなかった慶應義塾ですが、入った年の春、慶早戦で目覚めました(ちなみに私の父は早稲田出身ですが・・・)。多くの同級生も同じです。「世界で先生と呼べるのは福沢諭吉先生だけ・・・」などという慶応ストーリーを授業でも聞かされます。こんな風に「塾生(慶應義塾の在学生のこと。ちなみに卒業すると『塾員』と呼ばれます。)であることを誇りに思え!」と叩き込まれるのは慶應義塾だけだと思います。それが、ほかの学校の皆さんには敬遠されているのでしょうが・・・
1983(昭和58)年 慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程修了
ちょっと長くてスミマセン。この時期は弁護士目指して司法試験の勉強をしていましたが、一緒に勉強する先輩方の風貌に圧倒され(?)、早くも妥協。税理士への道に転向しました。ただしこのときに学んだ民法をはじめとする法律的な知識は今でもかすかに役立っています。
1984(昭和59)年 税理士試験合格
試験合格直後、東京に残るか?愛媛に帰るか?悩みました。が、合格祝賀会でお会いしたかたから、「そりゃ田舎の方が仕事はやりやすいよ」といわれ、素直に愛媛に帰ることにしました。税理士として登録するのは、1987(昭和62)年です。
1985(昭和60)年 愛媛県松山市の税理士不動産鑑定事務所入所
東京でも一時会計事務所に勤務しましたが、ここでの仕事は本当に勉強になりました。時代も税理士にとってとてもよい時代だったような気がします。このときに限りませんが、「もう少しあの時勉強してればなぁ」と思います。
1988(昭和63)年 結婚
何とか(?)今に至っています。
1990(平成2)年 独立。
松山市高砂町にはじめて事務所を出しました。考えてみれば、バブルの絶頂期だったんですね。「お客様をどうして集めようか?」と真剣に悩みましたが、今から見れば、本当に幸せな時代でした。この頃広島の光廣昌史先生と知り合います。これが私のこれからの事務所経営に大きな影響を与えます。ちなみにこのあたりから不摂生な生活が続き、体重が成長を始めます。
2000(平成12)年 日本FP協会認定CFP登録
税理士業務の価値を高める業務として、FP業務に注目し、CFP資格を取得しました。きっかけになったのは、東京ファイナンシャルプランナーズとの提携です。世界経済を見る際に、金融の知識は不可欠です。そのような意味で事務所の特徴のひとつになっていると思います。ただし、私は、「金融=お金への執着」とは思っておりません。もっと大切なものが必ずあるはずです。
2005(平成17)年 日税連第33回公開研究討論会に参加


2005(平成17)年10月14日、日税連第33回公開研究討論会の愛媛県チームに参加、全国から集まった700名近くの税理士さんを前に「税務訴訟と税理士の役割」というテーマで研究発表を行いました。
四国税理士会のプロジェクトチームの清田先生が松山支部の方であること(大学・事務所の先輩でもあるのです)、また四国会の事務局がある高松ではなく地元松山での開催ということもあり、他県の発表者の皆さんの裏方のような仕事もさせていただきました。
2年近い準備期間中、時には激論を戦わせながら、時にはお酒を飲みながら研究を進め、実りある討論会になりました。四国税理士会は全国の税理士会の中でも小規模の会(会員数約1,500名、ちなみに東京税理士会は約20,000名)ですが、ノートPCやパワーポイント(高知県チームが使用したマックの4次元PPは未だに語りぐさになっています)を駆使、精巧に作られた台本と時に出る絶妙なアドリブ、そして内容については立命館大学三木教授の指導の下、各県チームが論点を絞り込むことで的確な提言が出来ました。少し大げさかもしれませんが、長い公開研究討論会の歴史の中で、新しい方向性を示すことができたのではないかと思います。
なお、このときのメンバー中心に税務について語り合うMLを続け、毎年OBOG会も開催しています。
http://www.nichizeiren.or.jp/ 日税連
http://www.shikoku-zei.or.jp/topics/H17-koukaiken.htm 四国税理士会
2011(平成23)年 四国税理士会理事(情報化対策部長)・一般社団法人日税連税法データベース常務理事(システム部長)に就任
税理士の仕事を始めて20年。税理士会務でも、ついにこのような立場に立つようになってしまいました。ここだけの本当の本音を言えば、税理士会の仕事を自分としてどのようにとらえるべきか?という問いに対する答えはまだ見つけられません。税理士会の仕事は税理士全体のレベルアップに貢献するものであり、最終的には自分にもプラスとなる。自分の事務所だけでは知り合えない人材と交流することができ、また経験できないプロジェクトを経験することができる。しかし、同時にそのプラス以上のストレスを抱えることも事実です。が、受け身になっても仕方ありません。これも一つの貴重な体験として取り組んでいこうと思っています。目の前にあるタスクをいかに処理するかは、ビジネスマンとしてとても重要なことですから。
現在の仕事の状況
一般的な税理士の守備範囲は、地域そして中小企業の皆様です。中でも、私どもの事務所は地方にあります。この3つに位置するお客様の環境は現在、大変厳しいものになっています。加えて、サブプライム問題に端を発する不況の津波が世界中に及ぶのではないかとも言われています。
このような時代にあって必要なものは、経営であっても、生活であっても、そして税理士の仕事であっても、1.品質の維持、2.冷静な判断、3.人間としての心の豊かさなのではないかと思います。
現実は大変厳しいものがありますが、3つの視点を大切にしながら、お客様に満足いただけるサービスの提供が出来るように、スタッフとともに進んで参りたいと思います。