F&Aレポート

F&Aレポート 2021年4月10日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

ことばのちから「言葉は思考の土台」4 カタカナ用語

 日本では多くの「カタカナ用語」を使っていますが、「外来語」と「カタカナ用語」の違いがわかりますか?調べたところ次の通り、外来語はカタカナ用語の一部ということでした。 ● カタカナ用語:カタカナで表記される語全般。外来語、和製英語、略語など。 ● 外来語:カタカナ語の一種。他国の言語から借用して日本語になっていった語。 外来語
インターネット
ピアノ
ケーキ
スプーン

和製英語
フライドポテト(英french fries)
サラリーマン(英office worker)
ペットボトル(英plastic bottle)
ガソリンスタンド(英gas station)

日本語特有の略語
パソコン(パーソナルコンピューター)
コンビニ(コンビニエンスストア)
アプリ(アプリケーション)
エアコン(エアーコンディショナー)

 外来語は、もとの言語とほとんど同じ意味で使われているので、和製英語や略語のように日本でしか通用しないということはなさそうです。

 ただ、外来語は英語以外の言語がもとになっている言葉も多々あります。

例)アルバイト(ドイツ語)、カステラ(ポルトガル語)、イクラ(ロシア語)、ランドセル(オランダ語)、アンケート(フランス語)

 前回のレポートに続いて、最近よく耳にするカタカナ用語とその意味をご紹介します。

  1. サスティナビリティ 持続可能性
  2. サマリー 長い文章やデータを要約したもの
  3. シーズ 製品化の可能性のある新しい技術やサービス、ノウハウ
  4. タイト 予算やスケージュルが厳しいこと
  5. タスク 実行すべき作業や課題
  6. デフォルト 債務不履行
  7. ナレッジ 知識や情報。組織にとって有益な情報、付加価値のある経験
  8. ネゴシエーション 交渉、協定。交渉により課題解決を目的とした技術や手法
  9. バッファ IT用語では「保存領域」。ビジネス用語では「余裕」「鑑賞」
  10. バジェット 予算
  11. フィックス 固定する、決定する
  12. フェーズ 段階、局面
  13. プライオリティ 優先順位
  14. ブラッッシュアップ さらに磨きをかける、さらによくする、上達する
  15. ブルー・オーシャン 競争相手のいない未開拓の市場。対語「レッド・オーシャン」
  16. ペンディング 保留、先送り。「一旦、ペンディイングにして持ち帰る」
  17. マイルストーン 大きな節目、経過点、中間目標点
  18. メンター キャリアやプライベートを相談できる指導者、助言者
  19. リスクヘッジ 危険回避。対語「リスクテイク」(=あえてリスクを選ぶ)
  20. リソース 業務を行う際の資源全般を指す。「企画のリソースを補う」
  21. リマインド 思い出させる。「リマインドメールを送る」
  22. ワークフロー 業務の流れや仕事の順序など、一連のプロセス。