F&Aレポート

F&Aレポート 2020年12月20日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

品格チェックリストから考える

 仕事終わりにコンビニに立ち寄ると、「あなたの品格チェックリスト」という文字が目に留まりドキッとしました。数多ある雑誌の中で一冊です。思わず見入ってしまいましたので、まずはご紹介します。(上品な大人のマナーと所作 監修鹿島しのぶ氏 宝島社

  1. エレベーターで「お先にどうぞ」が言えますか?
  2. 家に宅配便が届いたとき、機嫌よく受け取っていますか?
  3. 公共の場(電車の中、お店など)で友人と一緒。静かにおしゃべりできていますか?
  4. 気の乗らないお誘い、上手にお断りできていますか?
  5. 知人からの贈り物。お礼状を書く習慣はありますか?
  6. バッグの中身。週に一度は整理するようにしていますか?
  7. お手本にしたい女性はいますか?素敵な人の真似をしたことは?
  8. 嫌なことを忘れる方法を知っていますか?
 以上の8つのリストを見てあらためて考えるのは、「他人からどう見られるか?」ということ以前に、「自分自身の心の状態や、在り方」が問われていることです。

 品格というものは、まさにそういうものなのでしょう。付け焼き刃的にその場をつくろう、それらしく振舞うのは、ある程度の常識や知性のある人なら簡単なことなのかもしれませんが、「品格」は内面重視。品格は「今、ここ」の心の状態または、「これまで積み重ねてきたもの」がにじみ出る、一瞬の真実なのかもしれません。

 正直、『あ?コワイ、コワイ』と思いながら、自分のバッグの中をチラリ。手帳や資料、使い込んだ化粧ポーチにスマホたちが、ちょこちょこと顔を出しています。その雑多な様子はまるで私自身の頭の中ようで……。『これはいかん!すっきりさせねば!』と、思い立ち家路を急ぎました。