F&Aレポート
F&Aレポート 2017年10月30日号 Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.
あなたもキレる中高年予備軍!?〜キレる危険度チェックリスト
<Check!>最近の自分にあてはまる項目に○をつけてください
- 憂鬱な気分になることがある
- 何もかもがイヤになることがある
- 虚しさを感じることがある
- イライラすることがある
- 心細くなることがある
- 腹立たしくなることがある
- 泣きたくなることがある
- 不安になることがある
- 気分がすっきりしない
- 気持ちが落ち着かない
- 気分の浮き沈みが激しい
- 何かにつけて不満が多い
- 何かをする気力が湧かない
- 将来の希望が感じられない
- 自分はダメだと思う
- 何をするにも自信がない
- 自分がイヤになることがある
- 頭の中がまとまらない
- ものごとを自分で判断できない
- ものごとになかなかとりかかれない
- 疲れやすい
- 疲れがとれにくい
- 寝付きが悪い
- 早朝に目が覚めて、その後眠れない
- 風邪をひきやすい
- 動悸がすることがある
- 息苦しくなることがある
- 脇の下に汗をかきやすい
- よく喉がかわく
- 胃の調子が悪い
- 下痢や便秘をしやすい
- 食欲がない
- 性欲がない
- 頭痛がする
- 肩が凝りやすい
キレる中高年の姿が、さまざまな場所で目撃されています。駅や病院、商店など。そこまで怒る理由があるとも思えないのに、人目をはばかることなく怒りを他人にぶつけています。思わず目を背けたくなりますが、自分は関係ないと言いきれるでしょうか。
キレる中高年の多くは、日常では大人しい人だったりするもの。ところが溜め込んだ鬱憤が爆発して怒りをまき散らし、そのことを後から悔やむケースも少なくないのです。
キレる中高年予備軍はストレスがかかっている状態にあります。チェック項目で12個以上○がついた人はストレス反応がさまざまな面に出ていることを示します。項目(1)〜(20)が心理面、(21)〜(35)は身体面に表れるストレス反応です。
このテストで重要なのは、11個以下なら安全だというわけではないことです。15個でも大丈夫な人もいれば、10個でも危うい人がいます。個人差を考慮しましょう。また、ストレス反応がかなり出ているけれど、気分が落ち込むうつ的な状態だからキレないと思ったら間違いです。
うつ的な症状は攻撃が自分に向いている状態であり、キレているのは攻撃が他人に向いている状態のことです。どちらも攻撃性が心の中でうごめいており、自分に向いていた攻撃が他人へと反転するのも珍しくないのです。
キレる中高年のもう一つの特徴は「こんなはずじゃなかった」という思いです。仕事や家庭など自分が予想しない形となり、自らの居場所がないと感じるような状態が続くことで、現実に裏切られたような感情を抱いているなら要注意です。職場でも家庭でも、思い通りにならない現実が横たわり、そんな自分を理解してくれる人もいない。特別に何かが起こらなくても気づいたらそんな状況に陥っていたということも珍しくありません。その意味では、中高年になれば誰もが「キレる」可能性をはらんでいます。
※中高年がキレないようにするためにはどうすればいいか
自分の中で何が問題なのかをまず考えること。それがわかれば解決に向けた道筋が模索しやすくなります。職場や家庭と自分との関係性については、簡単に解決の道は見つからないかもしれませんが、考え方を変えることでストレスをためにくくすることもできます。
※キレる中高年の周囲の人は、どのように接するべきなのか
なぜキレるのか共感的に理解することが大切です。本人も苦しいのですから。寿命は延びています。60歳でも残り20〜30年あります。この長さは余生ではありません。中高年は人生の折り返し地点、キレてしまったら人生を見直すチャンスです。