F&Aレポート

F&Aレポート 2022年1月30日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

「もしもし検定」〜電話は苦手という人に!

「もしもし検定」ってご存知ですか?これは、公益財団法人日本電信電話ユーザ協会が2009年にスタートさせた「電話応対技能検定」で、「お客様に喜ばれるビジネス電話応対」の実現と、電話応対のエキスパートの育成を目的として実施されているものです。

「ビジネス電話なんて、慣れればどうってことない!」と言うなかれ、自分のデスクの電話がなるのが怖くて、トイレに避難したという話も聞いたことがあるほど、電話が苦手な入たちもいるのです。

「もしもし検定」では、次の通り電話応対の基礎から臨機応変の対応まで「電話コミュニケーション」を身につけられるようレベルに応じた試験問題があります。

設問
田中さんがお客様の電話を受けました。名指し人の山田さんは席を外しています。車内にいると思いますが、行き先や戻り時間がはっきりしていません。田中さんは「申し訳ございません」のあとに、どのように会話を続けたら良いでしょうか。次の中から明らかに間違いである言い方を1つ選びなさい。

  1. 「よろしければ、ご用件は同じ課の私、田中が承りますが、いかがでしょうか」
  2. 「戻りましたら、こちらからお電話しましょうか」
  3. 「すぐに戻ると思いますので、おかけ直しをお願いいたします」
  4. 「お急ぎのご用件でしょうか」
 明らかに間違いと言えるのは、3です。戻り時間はわからないのに推測で「すぐに戻る」と言ってしまっていること。また、状況にもよりますが、相手に再度かけ直しをさせることも疑問です。電話が苦手な人には、このような過去問にチャレンジすることも課題解決への一歩となるかもしれません。