F&Aレポート

F&Aレポート 2021年12月10日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

挨拶の準備

 コロナの影響で大人数が集まるリアルな会合はかつてほど多くはないようですが、それでも年末年始は特別なもので、それなりの立場や役目のある方はあたらまった挨拶を求められることもあるかと思います。

 挨拶は乾杯、中締め、お礼の挨拶などさまざまありますが、「もしもの時に備えて」あらかじめ準備をされることをおすすめします。不思議なことに上手い人ほどちゃんと準備をしています。それも隠れて準備をしていますので、努力の汗を見せずに、あたかも自然にさらりとやってのけるのです。苦手な方、下手(下手だと思い込んでいる)な方は入念な準備をするべきです。そうすることで苦手意識から解放され自信がつきます。準備の手順はおよそ以下の通りです。

  1. 会の趣旨に沿った挨拶文の原稿をつくる
  2. 原稿を声に出して何度か読む
  3. 原稿編集
    (一文が長いところ、話し言葉にすると不自然なところ、言い間違えるところを中心に原稿を手直しする)
  4. 完成した(*6割程度の完成度でよし)原稿をもとに、鏡の前で練習する
  5. できれば録音、録画して客観的にチェックして改善する
     (声の大きさ、滑舌、抑揚、スピード、表情)
    * 完璧な原稿作成を目指すと、いつまでたっても声に出して練習する段階に入らないので、 未完成のまま話す練習に進みましょう。4、5の練習を繰り返すうちに完成します。
挨拶の目安は3分(900字?1200字)。旬の話題や自分自身が感じたことなどを少しでも加えると共感される挨拶になります。努力は裏切りません。