F&Aレポート
働き方改革〜セルフエンパワーメントしよう!〜働く時間は悪いこと?「ブラスト!」に学ぶ
先日「ブラスト!」のライブに行きました。会場2F最後列のチケットをようやく手にしたものの2001席の会場は満席。子供からシニアまでの文字通り老若男女が、はじめから終わりまで、ノリノリのエネルギッシュなパフォーマンスに圧倒されました。
ライブ終了後、近くにいた若い女性たちが「お腹すいた!焼肉食べたい!」と話していました。そう、そんな気分になるのです。お腹の底から力が湧いてくるというか、とにかく、ライブ前とライブあとでは元気度がまるで違っているのです。
「ブラスト!」をご存知ない方のためにあえて一言で説明をするとしたら、「演奏しながら踊る集団」。60種類以上の楽器演奏をしつつ、映像、照明、衣装のほかキレッキレッのダンスパフォマンスで見る者を魅了します。(https://blast-tour.jp)
総勢35名の中に日本人はパーカッショニストの石川直をはじめとしてわずか4名。演奏技術以上に、彼らのハートが迫ってくるようなステージです。2003年の初来日以来11回の来日公演があり125万人を動員してきたと言われています。(とにかくかっこいい!!)
会場2階の一番後ろで、会場の様子を眺めながらしみじみと感じたことが2つあります。
ひとつは、「世界には容姿端麗で才能もあり、その上で努力し続ける人たちが、こんなにも大勢いる」(自分のような平凡な人間はもっと努力するべきであろう)ということ。
もうひとつは、「何よりも彼ら一人一人が楽しそうに演奏している。楽しく仕事をする姿は人を感動させるんだ」(もし彼らに『やらされ感』を感じたら、上手い演奏でも感動は1/2以下だと思う)ということです。
【セルフエンパワーメントしよう!】
「セルフエンパワーメント」とは、個人が組織や集団にいい影響を与えることです。広い意味でいうと、人々に夢や希望を与え、勇気づけ、生きる力を引き出すことです。
では、どんなときに「セルフエンパワーメント」を感じるかというと以下の通りです。
- 自分のやっていることに、深い意味を感じられるとき
- 「俺ってすごい」と、自分が自分を素直に褒められるとき(自己有能感)
- 他者に言われたことをやるのではなく、自分の意思で、自分でやりたいと思ったことをしているという「自己決定感」があるとき
今年4月から施行された働き方改革関連法。長時間労働の是正には(1)ワークライフバランスの改善。多様な働き方を可能とし、女性や高齢者の労働参加率を向上させる(2)労働の質を高め労働生産性を向上させる(3)過労死などの防止。健康に働くための環境整備 などの狙いがあります。
こうしてみると、あたかも働く時間が悪いことのように見えてきますが、仕事を通じて「セルフエンパワーメント」できるなら、これほど素晴らしいことはないじゃないか!
「働き方改革=セルフエンパワーメントだ!」と、実感したブラスト!でした。