F&Aレポート

F&Aレポート 2016年7月10日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

「姿勢」「呼吸」を整えて、「集中力強化」と「あがり対策」

 私の「あがり症を直す話し方教室」では、開始時に腹式呼吸をして体と心を整えます。

 腹式呼吸というと、ラジオ体操の終盤にするような深呼吸を連想するかもしれませんが、そうではありません。

 腹式呼吸は、全身の力をぬいて、口から細い糸を吐き出すように、静かに長く息を吐きます。このとき、お腹はしぼみます。息を吐き切ったら、今度は鼻からゆっくり息を吸います。このとき、お腹の底が膨らみます。肩のラインが上下することはありません。肩のラインが動くのは胸式呼吸になっている証拠です。

 普段の呼吸よりもゆっくりと行い、「吐く」ほうに意識を向けます。緊張したり、焦っていたりすると深い呼吸ができません。吐けなくなるのです。吐けないから、吸う力も弱くなります。息が吸えないとますます焦って、酸欠に近い状態になります。

 「あがり」は集中力が切れた状態です。心臓がドキドキして、頭の中の整理ができない状態です。

 腹式呼吸をすると、精神がリセットされて「集中できる」状態になります。「緊張しやすい」「頭が真っ白になる」人は、日頃から、意図的にこの「集中状態」をつくることをおすすめします。緊張したときだけ、腹式呼吸をしようとしても上手くいきません。腹式呼吸も日頃の訓練と習慣です。そして、この腹式呼吸をするには、姿勢を正すということが欠かせません。姿勢と呼吸は一体です。体をかがめて猫背になっていると、お腹で呼吸することはできません。つまり、腹式呼吸ができるということは、姿勢が整っているということです。いい姿勢で深い呼吸ができるようになると、どこでも、立ったままでも気持ちを静めて集中力を高めることができます。これは禅の世界では「立禅」というそうです。座禅を組むときも、姿勢を整えることから始まり、呼吸を整え集中力を高めていくのです。

 呼吸は体と心をつなぐ唯一のものです。腹式呼吸でいつでもどこでもリフレッシュ!薬も高価なサプリメントも要らず、心身ともに良い状態をキープできます。



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