F&Aレポート

F&Aレポート 2016年6月30日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

美しい(美しく見える)文字を書こう 

 「水茎の跡」といえば、書かれた文字や筆跡のことをいいます。「水茎の跡もうるわしく」といえば、綺麗な字、麗しい文字という意味です。逆に、「金釘流(かなくぎりゅう)」といえば、金釘を並べたようなヘタな字、自分にしか読めない悪筆のことを言います。

 今は、パソコンが普及して、書類や封筒の宛名などでも、印刷された文字がほとんどです。それだけに、手書きの文字で記された封書などをいただくとインパクトがあり、真っ先に開封してみたくなります。

 手書きの文字と印刷された文字では伝わり方が違います。特に、感謝、お詫び、お願いなど感情の表れるものについては、手書きの方が心に触れ、書いた人の顔や人柄が浮かんできます。

 というと、字が下手な人はますます書きづらくなるのかもしれませんが、ご心配なく。徒然草にも筆者の吉田兼好は「手のわろき人の、はばからず、文(ふみ)書き散らすはよし。見ぐるしとて、人に書かするは、うるさし。」と、述べています。これは「字の下手な人が、字の汚いことを意に介さず、自由に手紙を書くのはいいことだ。見苦しい(自分の字が汚い)からといって、人に書かせる(代筆)させるのは、わずらわしい」ということです。現代でいえば、「代筆」はパソコンで印刷した文字といえるのかもしれません。それでも、自分の字が気になる人は、次の2つを守れば、美しくみえる字になるので参考にしてください。

1、文字の大きさを揃える
→漢字もひらがなも大きさを揃えます
2、文字の間隔を揃える
→原稿用紙ひとマスに一字を埋めていくように文字間隔を揃えます
 以上のことを心がけるだけで、やや丁寧に書くことになります。その丁寧さが相手の心に伝わるのです。「味わいのある」「整った感じの」字になります。



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