F&Aレポート

F&Aレポート 2016年5月30日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

敬語は一文にひとつ〜過剰敬語はみっともない

 慣れないスピーチにおいて。または、あらたまったシーンでの会話(メール)において、ありがちな間違いが「過剰敬語」です。敬語の数を増やせば、丁寧さが勝るというわけでなく、かえってわかりづらく不自然な印象を与えてしまいます。

 たとえば次の文はどうでしょう。

(1)「○○様は、何をお召し上がりになられますか?」
 これは二重敬語になっています。厳密には三重敬語です。
動詞「召し上がる」+敬語表現「られる」+敬語表現「お○○なる」
正しくは「○○様は、何を召し上がりますか?」

(2)「先生が、座って書く」という場合
A 先生が、お座りになってお書きになる
B 先生が、お座りになって書く
C 先生が、座ってお書きになる

一文にいくつか敬語表現をしたい言葉があるときには、後ろの言葉を敬語表現にすると、すっきりします。そのほか、 (3)「○○様が、▲▲をされていらっしゃいます」(二重敬語)→「○○様が、▲▲をしていらっしゃいます」「○○様が、▲▲をされています」

(4)「お伺いさせていただきます」(二重謙譲語 謙譲語「伺う」+謙譲語「させていただく」)→「お伺いします」「訪問させていただきます」

(5)「お茶をいただかせていただきます」(二重謙譲語 謙譲語「いただく」+謙譲語「させていただきます」)→「お茶をいただきます」「お茶を飲ませていただきます」

 以上のように、敬語はシンプルに使ってこそ活きてくるのです。不慣れなシーンでも、自然体で語れるよう日頃から敬語表現には注意をしたいですね。



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