F&Aレポート

F&Aレポート 2016年2月29日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

知っておきたい謝罪訪問

 知人から、次のような話を聞きました。ある個人宅に謝罪のために、上司と訪問した際に、その家に住む一人暮らしのシニア女性は、上司が持参した手みやげをどうしても受け取らなかったそうです。困った上司は、致し方なくその手みやげを渡せず仕舞いで、社に持って帰ったのです。その後、そのシニア女性は「あそこの会社は、手みやげを持って帰った」と、苦情を周囲に吹聴する始末で……。未だに謝罪が終わっていない状態なのだと、知人はこぼしていました。知人は、このことから、「手みやげは、絶対に置いて帰らなければならないのだ」と肝に銘じたそうです。先方が受け取らないのなら、玄関先にそっと置いておくなどでもいいので、とにかく持って帰ってはいけないのだと。

 かたくなに断られたときに手みやげをどうするかは、そのときの判断に委ねるしかないのですが、心底詫びても受け入れられるかどうかわからないのが謝罪です。だからこそ、細部まで注意を払いましょう。

 仕事でミスを犯した場合、すぐに謝罪するのは当然です。まして、上司や取引先を巻き込んだ問題であれば、誠心誠意対応する必要があります。言葉、態度、表情、身だしなみのすべてをいつも以上に配慮しましょう。

 特に身だしなみは、視角に訴える非常に大きな要素となります。謝罪訪問の際は、スーツ着用がマナーです。カジュアルな服装では本気度は伝わりません。スーツも洒脱なものは避けてベーシックなものを選びましょう。色は紺、グレーがベターです。キラキラのアクセサリーや大ぶりの宝石類、腕時計は不要です。バッグもA4の書類が入るトートバッグで。これもオシャレな金具などがついていないもの。髪型は、長い髪やサイドの髪は束ねるか留めるかして、お辞儀をしたときに顔にかからないようにします。お詫びの品を渡すときは、先に品を渡すのはNG行為です。「モノでつろうとしている」と、相手の気持ち逆なでしてしまうおそれがあります。手渡すのであれば、最後に差し出しましょう。



ウィズダムスクール松山分校