F&Aレポート
品のいい会話 ★初対面ではプライベートな話題は控えましょう
パーティや合コンなど、初対面の人が多い席では話題に困ることがあります。ビジネスシーンでは名刺交換の時など、会話に困って間がもたないという人もいます。そんなときは、どんな話題がいいのかということよりも、避けるべき話題を心得ておくと役に立ちます。基本的に初対面ではプライベートな話題は避けます。年齢、家庭、病気、体調、宗教、出身校など個人的な生活に関わることは話題に選ばないというのが、品のある会話であり社交術です。また、女性に対して既婚か未婚か、子どもがいるかいないかなど聞くのはもってのほかです。場合によってはセクハラと思われても仕方ありません。
ただ、「相手がこちらにする質問は、相手にして良い質問」と言われています。たとえば、相手から家族のことを聞かれたら、同じように家族について質問をしてもいいのです。
季節や天気の話題も限界があります。困ったときは、目の前にある事象・事柄を話題にしてみましょう。立食パーティなら、会飲み物や料理の話題。会場の雰囲気やゲスト、サービスの感想などです。共感されれば自然に話は膨らみます。ただし、どんなシーンでも悪口は御法度です。もしも相手側が、誰かの悪口を切り出してきたら、YESもNOも言わず受け流すことです。安易に話を合わせて品位を疑われても仕方ありません。
★「蕎麦屋の娘じゃあるまいし」←横から口を出さない
昔は、大人が話しているときに子どもが横から口を出すと「蕎麦屋の娘じゃあるまいし」と叱られたそうです。お蕎麦屋さんには、そば湯を入れる器があって、横に口がついていたのです。昔から、会話の流れを邪魔したり、しゃしゃり出たりすることははしたないことであり、マナー違反だったのです。面白い表現ですね。ゆめゆめ、いい大人になって「蕎麦屋の娘」というレッテル貼られないようにしたいものです。