F&Aレポート

F&Aレポート 2015年5月10日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

「加齢臭」の管理は、もはや「身だしなみ」!

 職場や公共の場での「臭い」。自分の体の臭い、気づいていないのは自分だけということも…。「スメル」=「臭い」、「ハラスメント」=嫌がらせ。「臭い」の問題は、「スメハラ」とも言われています。また、日本人ほど香り(臭い)に敏感な国民はいないとも言います。昔は「汗の臭いは男らしさ」というような感覚もあったようですが、今では通用しないと思った方がいいでしょう。男女とも「加齢臭」はあります。これから汗ばむ季節です。臭いは自分自身の身だしなみとして整える習慣を持ちたいですね。

★まずは、加齢臭のチェックを
(1)手を洗って水気をふきとり、自分の手に何もにおいがついていないのを確かめる
(2)自分の指先で、耳の後ろや耳たぶの付け根あたりを「強め」にこすり、その臭いを嗅ぐ
(3)無臭であればOK。もしも、ろうそく、チーズ、古い本などの臭いがしたら、すぐに加齢臭対策を!
 男女とも40代以降になると皮脂腺の中の脂質と、脂肪酸の分泌が原因となってノネナール(加齢臭といわれるもの)という物質が発生されやすくなります。皮脂腺は全身にありますが、頭、額から鼻にかけて、胸、脇、耳の後ろから首筋、背中にかけて多く存在します。汗をかきやすい部位が加齢臭の要注意ポイントになります。中でも、首周りは最重要ポイントといってもいいでしょう。さらに加齢臭を強くしてしまう原因となるものに以下のものが挙げられます。・タバコの臭い・アルコールの臭い・口臭・頭臭・足の裏の臭い

 その他、疲労、ストレス、運動不足、食生活といった生活習慣から臭いが強くなることもあります。加齢臭は複合臭から生成されることが多々あるので、ライフスタイルや習慣を見直すことも重要な対策となります。

 面倒がらず、肌着やソックスなど職場に着替えを準備し、こまめに着替える。制汗剤やボディシートを使用する。朝、シャワーを浴びるなどのこまめな習慣が功を奏します。