F&Aレポート
F&Aレポート 2015年2月20日号 Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.
人を魅了する言葉を… 〜感性を磨き、教養を高めて、語彙を増やす
フットボールの熱源(2015年1月28日付け日経新聞コラムより)
Jリーグはいま、選手育成の充実を重点課題の一つに挙げている。何より、アカデミー(育成組織)の指導者の質を上げなければと唱えるクラブ関係者は多い。
湘南の強化責任者を長く務めた大倉智社長は指導者の言葉の貧しさを指摘する。「子どもたちが目を輝かせて耳を傾けるサッカー以外の言葉を持った指導者が足りない。それは日本サッカー協会のコーチライセンス講座では身につかない」。生き方に影響を及ぼすほどの言葉がないと、厚みと深みのある、たくましい選手は育てられないのではという。
バルセロナ(スペイン)の黄金期を築き、現在はバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に革新をもたらしているペップ・グアルディオラ監督は芸術や音楽に造詣が深く、文化人と交流があることで知られる。ディートリッヒ・シュルツェ・マルメリンクによる『ペップの狂気』には選手時代から舞台や映画を鑑賞し、本を手放さなかったグアルディオラが描かれている。大学入学資格試験の論文のテーマには哲学者カントを選んだという。
その著書に、アルゼンチン代表を世界一に導いた名将セサル・メノッティの重みのある言葉が引用されている。
「ヒポクラテスによれば、医学しか知らない者は、医学について何も知らないのと同じだ。そして、サッカーしか知らない者は、サッカーについて何もわかってないないのだよ。
グアルディオラは教養を身につけおり、サッカー以外のことをよくわかっている」 グアルディオラが大物選手を統率し、チームを変革できるのは、人を魅了する言葉を持ち合わせているからだろう。どうやったら彼のような指導者が現れるのか。確かなのは、サッカーだけを教えていても、そういう人間は育ってこないということだ。(吉田誠一)
★教養を身につけ、語彙を豊かにするアイデアJリーグはいま、選手育成の充実を重点課題の一つに挙げている。何より、アカデミー(育成組織)の指導者の質を上げなければと唱えるクラブ関係者は多い。
湘南の強化責任者を長く務めた大倉智社長は指導者の言葉の貧しさを指摘する。「子どもたちが目を輝かせて耳を傾けるサッカー以外の言葉を持った指導者が足りない。それは日本サッカー協会のコーチライセンス講座では身につかない」。生き方に影響を及ぼすほどの言葉がないと、厚みと深みのある、たくましい選手は育てられないのではという。
バルセロナ(スペイン)の黄金期を築き、現在はバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に革新をもたらしているペップ・グアルディオラ監督は芸術や音楽に造詣が深く、文化人と交流があることで知られる。ディートリッヒ・シュルツェ・マルメリンクによる『ペップの狂気』には選手時代から舞台や映画を鑑賞し、本を手放さなかったグアルディオラが描かれている。大学入学資格試験の論文のテーマには哲学者カントを選んだという。
その著書に、アルゼンチン代表を世界一に導いた名将セサル・メノッティの重みのある言葉が引用されている。
「ヒポクラテスによれば、医学しか知らない者は、医学について何も知らないのと同じだ。そして、サッカーしか知らない者は、サッカーについて何もわかってないないのだよ。
グアルディオラは教養を身につけおり、サッカー以外のことをよくわかっている」 グアルディオラが大物選手を統率し、チームを変革できるのは、人を魅了する言葉を持ち合わせているからだろう。どうやったら彼のような指導者が現れるのか。確かなのは、サッカーだけを教えていても、そういう人間は育ってこないということだ。(吉田誠一)
(1)テレビダイエット
テレビを見てダイエットをしようということではなく、テレビを見る時間を減らすということです。テレビは見る時間が減れば減るほど、見たいと思わなくなります。積極的に見たい番組だけをしぼり、その分空いた時間は本を読んだり、体を動かしたりすることをおすすめします。
どうしてもテレビの時間を減らせないなら、部屋のレイアウトを変えてみるのも一手です。もしリビングのレイアウトが、どこからでもテレビが見られるように設定してあるなら、位置を変えてしまいましょう。テレビがレイアウトの中心になっていませんか?テレビを中心にするのでは絵や空間を中心にして、会話ができるように変更してみましょう。
(2)新しいことにチャレンジ
何か講座を受講したり、楽器に挑戦したり、新しいスキルを身につけたり、何歳になっても学ぶことはできます。思い切って新しいことにチャレンジすることは脳を活性化します。ドキドキしたり、時には怖じ気づいたりする体験そのものが生活をクリエイティブにします。料理、絵画、ピアノ、歌、ワイン、ヨガ、英会話、ほかにもまだまだ巷には、新しいことが溢れています。
(3)本を持ち歩く
「本を読む」のでなく、「持ち歩く」のです。もちろん、持ち歩いた本を読むわけですが、ちょっとした待ち時間や移動時間にスマホをいじるのではなく、本を開いてみましょう。読書をすると、「文字を読むこと」と「理解すること」が早くなります。また語彙も想像力も豊かになります。常に鞄の中に本が入っていることが理想です。社交のためには、読んで面白かった本のタイトル、著者などを覚えておくと便利です。忙しくて時間がないという人は、電子ブックやオーディオブックを利用するという手もあります。仕事に関するものばかりでなく詩集や哲学書などもお勧めします。
感性を豊かにし、語彙を増やすには、そのほかたくさんの方法がありますが(たくさん旅行に行って現地の人と会話する、映画を観る、アートを鑑賞する、日記を書くなど)いずれも、何をするかというより、どのようにするかが問われます。工夫をして楽しんで、それを適度にアウトプットする(話す、書く、SNSなどに投稿するなど)ことで感じる心と表現する力が養われます。一朝一夕に叶うことではありませんが、その楽しい努力は、間違いなく人生を楽しくし、仕事・人生を充実させてくれるに違いありません。
[Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.]