F&Aレポート

F&Aレポート 2014年11月30日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

働く意味、仕事の価値 〜セルフエンパワーメント

 セルフエンパワーとは。セルフ=自分で、エンパワー=力を与える。つまり、誰かに言われてでもなく自分で自分を動機付けして、日々の生活や仕事の中で自己強化を計ろうとし続けるマインドでありスキルです。これを身につけるには、まずはビジョンを持っている事が必要になります。ただ現状に流されて生きていることをよしとする人には、セルフエンパワーメントは必要ありません。ビジョンを達成しようとする中でこのマインドを使って自己強化を図るのです。

 多くの人は、入社時に「自分は○○の役にたちたい」「私は○○に貢献したく、、、」などと働く動機を抱いています。ところが、入社して忙しく働き続けているうちに、徐々に余裕がなくなり、目の前の業務に追われ、入社当時の思いや目的、意味を見失ってしまいます。その結果、ストレスを抱え、メンタル不調や新型うつへの発症へ移行することもあります。本当にストレスなのは、仕事量が多いことではなく、意味が感じられないまま、すべき仕事が多いことなのではないでしょうか。

 昔は働かないと生きていけなかったという状況がありました。だから働く意味を考えずに済んだということもあるでしょう。今は、ある意味働かなくても生きていける時代です。だからこそ、働くために「働く意味」を考えることが大切になってきているのではないでしょうか。「職業意識」「満足した仕事人生」を送るために、セルフエンパワーについて考えてみる価値はあるようです。

セルフエンパワーされたと感じるとき

  1. 自分のやっていることに深い意味を感じられるとき
  2. 「こんなことができてしまう」と、自分が自分を素直に誉められる自己有能感を抱いたとき
  3. 他者に言われたことをコツコツとやるのではなく、自分でやりたいと思ったことをしているという意味で自己決定ができているとき
  4. 実際に何かが変わり始めたという感触がしっかりあったという意味で、インパクトがあったとき



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