F&Aレポート

F&Aレポート 2014年3月10日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

「名刺入れ」は記憶に残らない方が正解?

 最近はメールで送るというエコ(紙を使わない)なデジタル版の名刺もありますが、やはり、まだまだ紙媒体の名刺を直接やり取りするのが主流です。そこで気になるのは「名刺入れ」。名刺交換の際に、嫌でも目につくのが相手の「名刺入れ」。おかしなもので、スタンダードなものであれば特に記憶に残りませんが、突飛なもの、奇異なもの、洒脱すぎるものは悪い意味で印象に残ります。「名刺入れ」そのものよりも、そんな「名刺入れ」を使っているご本人のビジネスセンスを疑いたくなるのです。

 まして、名刺が「名刺入れ」から出てくるのではなく、財布や手帳、ポケット等から出てくると「?」と思います。また、名刺が入っていた箱からそのまま取り出されたりすると、よほど名刺を使わない人か、不精な人かと勘ぐってしまいます。

 <名刺は必ず名刺入れから出し、名刺入れに納める>のがマナー。初対面の印象を左右する名刺交換での名脇役でもある「名刺入れ」は、機能性重視で選びたいですね。条件を挙げるとしたら次の通り。

  1. 名刺を入れても角が折れたり曲がったりしない(購入する際に実際に自分の名刺を入れて10枚程度入れて確かめてみるのがいい)
  2. マチがあって50枚?100枚はしっかり入る(数十枚しか入らないものは、すぐに他人の名刺でいっぱいになるおそれもあり)
  3. ビジネスシーンにふさわしいデザインと耐久性(キャラクター、ジュラルミン製などは×)
  4. 分相応のブランド(たとえば、給料の安い新入社員がルイヴィトンの名刺入れを持つのは滑稽!)
 「名刺入れ」を新調するのは何も新社会人に限ったことではありません。戦々恐々のビジネスシーンを共に闘える頼もしい「名刺入れ」を探しましょう!


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