F&Aレポート

F&Aレポート 2013年10月20日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

笑顔いろいろ 白い歯を見せて微笑むのは、心を開いている証

 問題です。「相手の心をほぐしたいときは、どんな仕草をすればいいでしょうか」

  1. じっと見つめる
  2. 白い歯を見せて微笑む
  3. つまらないギャグをいう
 この場合、3はかなりリスクが高いといえます。つまらないギャグで相手が引いてしまったときには、心がほぐれるどころか氷のように固まってしまう可能性もあります。
 1は、相手によっては余計に緊張を強いてしまうこともあります。正解は2です。
 ここでポイントは、普段はあまり見せない「白い歯を見せて微笑む」ことです。相手に対して口を開き歯を見せるというのは、心を開いているイメージにつながります。
 とはいえ、日本人の大半は(特に男性)は「笑顔になってみてください」と言っても、白い歯を見せる笑顔ができません。上下の唇をピタッとくっつけたままで口角を上げようとするのです。これは、たいてい口角も上がらず、中途半端な笑顔になってしまいます。(手元に鏡のある人は是非試してください)。上下の唇を開いて、白い歯が見えるように笑うのは少し勇気がいるかもしれません。心を開くのですから。
 こちらが先に心を開いている印象を与えることで、相手も心を開きやすくなります。
 先日、ある講演会で「リーダーはチームの空気をつくる。リーダーの表情ひとつで空気はいかようにも変わる。苦しいときこそ明るい空気で、部下のモチベーションを上げるのが真のリーダーである。チームを優勝に導いたプロ野球の監督は皆、笑顔がよかった」という話をされていました。それは、鏡の前で訓練された人もいるとか。プロ野球日本一の栄光に輝くのも究極は笑顔のチカラですかね?


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