F&Aレポート

F&Aレポート 2013年2月28日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

春は口角UPで"挨拶革命"をおこす 『スマイルボイスとポジティブシンキング』

1.口角を上げるだけで挨拶は激変
 とにかく口角を上げるとスゴイ!何がスゴイかって、それはもう、挨拶がまったく別物になる。表情だけでなく声の印象もガラリと変わってしまう。「心からの」挨拶を投げかけている印象になる。それだけでなく、挨拶をしている本人まで幸せで前向きの思考になるのだ。できれば、「ありがとうございます」の「ます」まで、相手の目を見て(相手の目の黒いところを見て)言う。途中でお辞儀はしない。お辞儀は挨拶のあとで行うといい。
 口角を上げるというのは、わかりやすく言えば「イー」の口元を作ることだ。このときに口角がへの字に下がるのはNG。目尻に向かってキュッと上がるのが理想。
 最近の人気アイドルや芸能人の口元は、男女問わず口角が上がっているが、口角を上げると笑顔になるだけでなく、声にも良い変化が表れる。

2.口角を上げると、声だけで笑顔を伝えられる
 可能なら、口角を上げた「おはようございます」と、口角をへの字に下げた状態で言う「おはようございます」の印象の違いを試していただきたい。口角を上げると、声のトーンが上がり、明るい笑顔が感じられる声になるはずである。
 マスクの着用や電話などで表情が見えないとき、人は表情が見えているとき以上に声の印象に敏感になるもの。無表情な声と、笑顔が感じられる声とではどちらが好印象か説明する必要もないだろう。

3.口角を上げる方法
 実際に口角を上げるには、表情筋を鍛える必要がある。頬全体をグッと持ち上げるような感じで口角を目尻に向かって引き上げるのだ。日頃、表情の乏しい人(表情筋をあまり使っていない人)はこれができない。顔全体の筋肉が鍛えられていないのだ。
 ただでさえ加齢とともに口角は下がる。これはしかたのないことと諦めている人も多いかもしれないが、諦めるにはまだ早い!筋肉は鍛えることができるのだ。気になる人は、鏡と割り箸を用意して、次の手順通り口角を上げる練習をしてみてもらいたい。

  1. 割り箸を前歯で加えて、イーという口の形を作ってみる
  2. このとき、自分の口角が割り箸よりも下がらないように筋肉を持ち上げる
  3. 口角が上がらない人は指先で補助してやる。割り箸を加えたまま、中指で左右の口角を押し上げる
  4. イーの口で割り箸を加えたまま20秒静止。
  5. 20秒数え終えたら割り箸を右側からゆっくり抜く
  6. 再度口角を上げて20秒静止(ここで口角が上がらない人は指先で補助する)
  7. 口角を上げた状態を意識して「おはようございます」などの挨拶をしてみる
※ 割り箸を抜いても口角が上がっていることがポイント
※ 最初は口角が上がらなくとも、練習を繰り返すうちに口角は上がり、顔全体も引き締まってくる。表情も豊かになる。

4.口角を上げて印象を上げる、自他ともにハッピー
「幸せだから"笑顔"になるんじゃない。"笑顔"でいるから幸せになるんだ」という。"笑顔"でいれば、幸せの方から歩み寄ってくるらしい。つらいときこそ、無理にでも"笑顔"でいること。そうすれば、脳は"笑顔"に反応してハッピーな気持ちになるという。
 脳科学者である茂木健一郎氏は著書の中で、口角を上げると前頭葉を刺激しポジティブな思考になると言っている。
 人は笑うと必ず口角が上がる。これを逆手にとって、口角を上げることで笑顔をつくるという方法もあり。"表情"も"心"も"思考"も"声"も"印象"も激変させる口角アップ。新しい出会いと別れの多いこの季節こそ幸せオーラをまとう挨拶革命を!


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