F&Aレポート

F&Aレポート 2012年9月10日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

そうだったのか!西洋料理のマナー

 知っているつもりの西洋料理のマナーですが、以下の点につては意外に思う事もあるかもしれません。実はこれらは、五つ星レストランで直接聞いたお話の一部です。

[テーブルとの距離・座り方]
(1)テーブルとみぞおちの理想的な間隔は、深く椅子に座った状態で「こぶし一個分」です。実際に座ると、かなり窮屈に感じるかもしれませんが、この距離なら、猫背になることがなく(椅子の背もたれとテーブルにはさまれているので、猫背になりようがないのです)、不意に食べ物をこぼしても皿の上に落ちるので、洋服を汚したり、床に落としてしまったりという粗相が少なくなります

(2)最初に、椅子を引いてもらった時点で、足をテーブルの下に畳み込むような感じで入れて、中腰になるような恰好で、ゆっくり腰掛ければいいのです。無造作にサッと座ってしまうと、たいていは浅く腰掛けてしまい、何度も座り直すことになり、姿勢も悪くなりがちです。

[食後のナプキンはたたまない]
食後にナプキンをきちんとたたむと、「美味しくなかった、二度と来ません」と言うサインになります。使用後のナプキンは、くしゃっとテーブルの上に置きましょう。これは「このナプキンは私が使いました、洗濯に出してください」という合図になるのですが、それが「美味しくいただきました」という意味になるからだそうです。

[使用後のスプーンは手前側に置く]
オードブルやスープの際にスプーンを使うことがありますが、使ったあとのスプーンは器の向こう側ではなく、手前側に置きます。汚れたスプーンが相手に見えないようにするという配慮からです。コーヒーなどのスプーンも器の手前側に置く方がベターです。

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