F&Aレポート

F&Aレポート 2012年8月30日号     Presented by Aquarius Intelligence Institute Inc.

特集 心を表す「手」のマナー

 「口は嘘をつくけれど、しぐさは嘘をつけない」と言われます。しぐさの中でも、特に「手」の動きはポイントです。手をどこに置くか、指先をどのように動かしているか…ということが、本心を表していたりするものなのです。なぜなら、手や指先は「気持ちが行き届きにくい部分」だからです。普段、あまり意識していない部分だからこそ、ホンネが潜むのでしょう。
 たとえば、指先を頻繁に動かすとか、手の位置をしょっちゅう変えるというとき、心は平静さを失っているのです。または、手をぶらぶらさせて、落ち着きなく動かしているときは、心ここにあらずか、イライラしているかどちらかでしょう。いずれも無意識のうちにやってしまうしぐさです。
<手は見える位置に置く>手の動き一つで、見た目の印象はすいぶん違います。

(1)指先を広げない
立っているときも、座っているときも、指先を広げれば広げるほど、手の面積が大きく見えて美しさから遠ざかります。指先、特に小指と薬指の先を揃えるように意識すると、手はきれいに見えます。

(2)会議、面談、料理の合間には手はテーブルの上に置く
手持ち無沙汰になってしまったとき、手を膝の上に置くと、同席者からは、手がテーブルの下に入って見えなくなってしまいます。これは欧米では御法度。テーブルの下で合図を送っているか、ピストルを握っているか…など、詮索をされかねないからです。手は常に相手に見える位置に置く事を心がけましょう。男性も女性も手首をテーブルに置くようにすると見た目にもスマートです。これは、心理的、物理的な理由からも相手との距離を縮めるのに有効だと証明もされています。

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